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アフリカツイン用フォグ製作

市販懐中電灯を流用



 アフリカツインに限らず、バイク用のフォグはセロー用のYSギヤから出ているようなLEDのちょっとしたやつとか、現在でもはっきり言って無いに等しい。60W2発のアフリカツインにフォグまで必要か?と言われると「いらない」と答えるしかないが、BMWのGS1200ADに付いているのような格好にしたい。
 格好だけなら今流行りのLEDマーカーみたいなものでもよいが、できれば照らせるくらいの性能は欲しい。


↑YSギヤから出ているセロー用LEDフォグ 16800円 (本体はPIAA製のようだ)

デザイン的に良さそう。でもATに取り付けられるかどうかは不明。また照度の問題などから今回は見送った。


そこで


オリジナリティー重視で
◎市販懐中電灯を流用
◎高出力LED採用
◎違和感があってはならない(ノーマルのATに負けないくらいの質感)
◎既に取り付けてある
エンジンガードのパイプに取り付けるものとする

という目標の下製作を開始した。

※市販懐中電灯を流用するのは、光学系がしっかりしていることと、さまざまなサイズがあること。さらにLEDを採用しているものは放熱対策がきちんとなされていること。
 高出力LEDを使う場合は放熱の面やリフレクタの相性などから、市販のフォグに電球とそのまま入れ替えるだけではトラブルの可能性大である。


フォグ本体の製作

GENTOS Super Fire X SF-502Xを選出 今回2本用意した。

K2が使用されていて、光学系はコリメーターでそこそこのベゼルサイズ(φ40くらいのもの)を探した結果コレに決定。



取り付けには自転車用ライトのハンドルマウントを流用する予定。

しかし購入後かんなり
後悔! MODには全く向かないことが判明。

電子回路等が前面からの圧入式で
光学系以外は分解不可 MODベースには絶対向かないと思う。

ただ今回は光学系が残ればいいので、電子回路は諦める。かなりの破壊覚悟で作業を進めた。

胴の部分はφ26程あり、用意したマウントにはまらない。もともとミニマグサイズのφ18用なため、この問題も同時に解決する必要がある。



まず電池のキャップを取って、そこから65mmくらいの所でカット。 ここから奥は二段階に内径が大きくなっており、物理的に電子回路は電池挿入側には抜けないようになっている。



光学系を外し、とりあえずK2に接続された配線を慎重にはんだこてで取り外す。スイッチのラバーも取り外す。手前に引っ張り出せます。そして破壊覚悟で電子回路と覆われたプラスチックカバーを、電池挿入側から抜き出します。自分はニッパーでこじりました。案の定電子回路は使い物にならなくなりました。


   
 今回は他の色のK2を入れる予定なので、もともと付いている白色のK2を取り除きます。はんだ吸い取り線を使ってはんだを取り除きます。その後マイナスドライバーなどでこじると運が良ければ破壊せずともK2を外すことができます。だたしK2を固定している伝熱性のボンドは結構強力で、自分は2本の内もう一つは取り外す際にLEDを破壊してしまいました(^^;

Luxeon K2
5WのLuxeonの低電圧仕様がK2。以前の5Wは電圧が6V以上必要だったり、白色は蛍光体の寿命が短かった。K2は低電圧で駆動できる分電流は多く必要とする。

今回は緑色を組み込む。一般的に普及している白や青とは異なり、実用用途でないため入手できるショップは一握りだ。一応白も用意した。相場は1300円くらいだ。当初のluxeon1Wや5Wと比べれば相当安くなった。これはCREEのXR-EやZ-Power P4 といったハイパワーLEDのセカンドソースが大分増えてきたことが要因の一つではなかろうか。


グリーン色のK2に替装した様子


 専用のつかみ代分をワンメークで製作 旋盤必要 材質SUS304(一般材料のステンレス)
 
電灯の内径は約φ19なので、中間ばめ辺りで圧入しようと考えた。しかし面倒だったので接着方法に変更。穴径に対しh8くらいの公差で軸側を製作した。丁度4本の筋目が見える方を電灯に入れ込む。溝はボンドが入り込んで引っかかりを作るため。これがあるのとないのとではかなり強度が変わってきます。ボンドはセメダインのスーパーXでゴム状に固まるやつ。
 自転車用の取り付けステー部のつかみ代はφ18にしてます。
 内径は出来るだけ軽くするために削ってます。また配線が通るため貫通してます。

こんな感じになります。

光らせると

緑の閃光といったところか。かつてはLEDの緑色で照らすなんていう用途はあまりなかったので、妙に新鮮であります。ライトのレンズもかなり狭角のためかかなりのスポット光になってます。これなら向かいの交通の邪魔にはならないでしょう・・・多分。

緑の光は人の目の色彩感度が高く、照らしたモノがくっきりと浮かび上がったように見えます。


こんな構成であります。MIL-TECH マウンテンバイク用マウントで固定します。止めねじはM3のキャップボルトが付いていますが、自分は錆びないようにSUS304のものを別途用意しました。



そんでアフリカに取り付けると

なかなかいいでしょ(^O^) 軍用の火器っぽさと最新鋭のプロジェクタ・ランプを融合したような感じにしたかったんです。今回選んだ懐中電灯はK2が使えるのと格好優先で、TOTALの価格や加工の面倒さは無視してます。
 
この取り付け方法はGIVI製エンジンガードをあらかじめ取り付けていることが前提です。
ステーは樹脂製ですが十分強度があります。付属のキャップボルトは鉄製で直ぐに錆びるので、ステンのものに換えました。

制御ドライバーの製作
 定格が3.85VのLEDを12V(エンジン起動時は15Vくらい)でドライブするには、何らかの方法でLEDにかかる電圧を低くしてやる必要があります。通常の砲弾型LED1個程度なら1/4W程度の抵抗や定電流ダイオードが使えますが、今回のLEDは最大1500mAという大電流を必要とします。これを抵抗器で制御するとなると数Wクラスのセメント抵抗器などが必要になったり、発熱の問題からあまり現実的ではありません。


 今回はトランジスタによる制御でLEDをドライブする方法をとります。

まあとりあえず、K2自体は壊れることなく点灯しているのでOKとしましょう(^^;


 超高輝度な青色LEDが登場した頃はLEDカスタムの認知度は今と比べ低くく、LED自体も地方だと下手すると1軒あるかないかの電子パーツ店にでも行かなければ入手できなかった。今では地方のホームセンタでも青色や白色などのLEDを扱っている店が出てきている。最近は電源12V(クルマ用)のLED用コンバーターもキットとして登場しているので、そちらを使うのも手である。


 操作パネルも作成しました。チャリ用のダイナモステーでハンドルに取り付けます。またヘッドライトのキャンセル機能も付けましたが、H10以降のバイクのヘッドライトのキルスイッチは車検に通らないので、車検対策用の隠しスイッチを操作パネルの裏に並列に付けています。
 別途に紹介しますが、ハザード回路も作成してます。




 写真では分かりにくいんですが、消灯時はさほど目立ちません。ただし点灯時はとてつもない威圧感が生まれます。夜間だと大体のクルマがよけてくれます(^^; さらに高出力のエメラルド・グリーンのLED光は新鮮さもあるのか相当目立ちます。


緑の光は路面の凸凹を鮮明に浮かび上がらせます。また目の感度が一番高い色(530nmくらい)
なので、対象物がくっきりと見えます。ただ雨天時はあまり効果はありません。雨天時の走行にはアンバーか白色に換えたいところ。ラクシオンK2の白はええ具合に黄色味が強いものが多い(良いのか悪いのか)。


使用例 凄まじい閃光です。

DTの排気煙を使ってそれなりに感じがでてます。 実際霧の中ではこんな感じに見えるんだろう。


注意点

 当然保安基準としては不合格であります(^^; またバイクの後付けのフォグランプ自体車検も通らないので取り外せるようにしておくか、配線が無い状態で取り付ける(いわゆるハーレーとかについているフォグなんかは光らない状態に取り付けていわゆる飾りという名目で車検をパスしてるよう)必要もあります。これは光の色を白や黄色に換えれば済む問題ではありません。

 また今回のPWMドライバーは1000Hzくらいで発振しており見た目は点灯していますが、高速点滅しています。これを搭載した車両自体が高速で移動した場合相対的な速度で移動している車両や停止している者から見ると、破断光の残像となって見えることがあります。また緑色は信号機にも使われているので、相手を幻惑させ思わぬ事故に繋がる恐れもあります(特に赤信号で停止している時に点灯することはあまりにも危険だ)。使用場所はかなり限られると思います。


 真似される方は必ず
自己責任で行いましょう。

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