アフリカツイン 導入記

2000年モデル 最終型トリコロール(10000kmの中古)
2006年12月導入
その2 主なイクイップメンツ
ピット周り

ピット周りはオーソドックスなスピードメータ・タコメータ・水温計のアナログ3連。このクラスなら燃料計は欲しいところ。
あと各種インジケーター(左の四角部)とトップのデジタルマルチメータからなる。
アナログのスピードメータはCB1300のような電気式ではなく、古典的な機械式である。ただタコは電気式らしい。
レーサーモデルのようなウレタンスポンジ?が付いている。カウルに囲まれているとはいえ、良くも悪くもステー類が剥き出しの状態になっている。
マルチメーターは基本的にはかつてのXR250のものと同じだが、スピード表示機能が省かれている(ちょっとしたMODで復活可能)
2つのトリップと減算トリップ・時計の機能がある。
燃料タンク

アフリカの大きな特徴でもある巨大なタンクは容量23Lと大容量。ラフに走行してもワンチャージで400kmは堅い
理論燃費から見れば満タンで579km走れることになる。
コックがキャブよりも低くなるため燃料ポンプが付いている。また標準で燃料エレメント付きだ。
ライト・フロント周り

ライトは丸目2発で60/55WのH4型バルブを使用しクルマ並に明るい。これはオフロードバイクの中でも最強かも。夜は相当な威圧感がある。
レンズはガラス製で樹脂製とは異なりいつまでも最良の透明度を誇る。割れないように注意したいところ。
ウインカーはポジションランプ(5W)付きだが、ハザード点灯はできない。大きめの角型レンズ
フロントマスクは大型バイザー付きで高速走行では素晴らしい風防効果がある。多少の雨降りでも走っていればかからないくらい。
フロント足回り

タイヤはチューブ式21インチ 90/90サイズを履く
ブレーキはWディスクで2点キャリパー式で制動は必要十分かな。
リヤ足回り

リヤは17インチ 140/80サイズを履く。このタイヤは前後共にオン寄りのタイヤしかない上に普通のオフタイヤの中でも高価。
標準でミシュランのアナーキーを採用。前オーナーが換えてないとすれば前後共に14000kmくらいはもつことになる。
チェーンは525のOリングシールチェーンで大型サイズ 122リンク
あとセンタースタンド付きでリヤの整備はやりやすい。センスタをかけるときは荷台を持たずに、タンデムステップ(左)に付いている持ち手を使用のこと。
シート・荷台など

シートはレーサーのオフ車みたいに細身ではなく、十分な幅が確保されている。長距離でも尻が痛くならないが、幅広な分やっぱしある程度の身長と体重が必要だと感じる。
自分は172cmの60kg(ガリガリ)であり少々不安がある。70kgくらいで170の後半・できれば180cmは欲しいところ。
またシートはキーで取り外し可能。下には約2Lのスペースがある。バッテリーや車載工具・書類が入れられる。
メットホルダーは無いがシート下にワイヤーを通すことで付けられる。250のホーネットと同じタイプだ。
荷台は樹脂製で最大10kgまでとなっている。黒い台はU字ロックを収納できる。
マフラー

マフラーはヒートガード付きでステンレスのバッフルと全体はスチール製で激重である。音はヒュロロロと極めて静かである。
これは自分的には良いと思う。他所様の土地に乗り込んでブースカブースカと喧しい音を立てるのは嫌いだからである。
旅好きのツアラーならこれは常識だろう。
ただし輸出モデルと比べ出口が小さく、抜けはあまり良くなさそう。喧しくならないのであれば輸出モデルのマフラーに換えたいところ。
エンジンガード

3分割のアルミ製で軽くしっかりとした造り。飛び石はもちろんガードでき、雨の日に足が汚れることもない。オイル交換時は邪魔になるが。
エンジン

エンジンは水冷OHC3バルブ・Vツインの2気筒 最大出力は58PS・6.1kgm 750ccとしては馬力もトルクも決して多いとは言えない数値ではある。
しかしロングツーリングにおいてこのくらいの程よいパワーは極めて重要。長旅では乗り手がパワーを持て余して疲れるようなことがあってはならないからである。
加速も大型バイクだからドッカン加速がある・・・わけではなくもの凄くニュートラルで、高級セダンのような加速を感じさせないような(気付いたら物凄くスピードが出ている)走り。
ここらは意見が分かれそうだが、乗り味としては少し退屈。しかしこの退屈というのは長旅では重要なファクターであると思う。
乗って直ぐに面白く感じられたり乗り味が良過ぎるバイクは直ぐに疲れが出てしまうことが多く、長旅とかロングランには向かないと思う。
高速でも自主規制速度よりも少し下くらいまでは出る。オフ車では十分な速度域といえる。
風防とかが三位一体となって、スロットルをひねった分の速度を維持して走行できる。これはオフ車では考えられないくらい快適。
燃費は25.2km/Lとなっているが、実走行で大体20km/Lくらい。高速でフルスロットル続きだと18km/L・一般道でのゆったり走行で良い時で24km/Lくらいだった。
2気筒だが、低回転時は単気筒のようにタッタッタッ・・・と、高回転になるにつれてマルチのような鼓動にかわるのも面白い。
タコメーター上では8500rpmからレッドライン
発熱が凄くあり夏場にちょっとした渋滞にはまると、冷却ファンがよく回る。熱風でちと暑いのだ。
あと2気筒だがツインプラグなのでスパークプラグは4本必要。ノーマル状態でも着火性能が十分良いのでイリジウムプラグなどのチューンはあまり大きな期待はできないと思う。
オイルエレメントは軽自動車と同サイズで、クルマ用のエレメントが使えるのもあるとか。オイルは2.4L(交換時)
付いていないモノ(あればよかったもの)
◎燃料計
◎ハザードランプ(→自作予定)
◎メットホルダー(ソリッドステイトなやつ)
◎HISS
アフリカツインで弱いと言われている個所(ネット徘徊で軽く調査)
燃料ポンプ
ライトのリレー・ディマースイッチ関係
リヤサス
乗り味・走行インプレ
まずまたがってみると目線はかなり高く、見下ろす感じ。クルマでいえばバスのような感じ。ポジションはオフ車らしい自然な感じ。
ただ大柄な分ある程度の身長と体重は必要だと感じた。まずシートだがオフロード用ではあるものの幅が広く直ぐに痛くなることはない。
しかし同じ体勢だと足がつる感じだった。まあこれは重い荷物を背負っての話なのであまりあてにはならない。長距離走る場合は背負わないのが原則なのだ。
そんなこんなで体格に自信がない人は走り出すまで多少の心構えが必要だろう。
朝寝ぼけて乗り出すような真似はしない方がいいだろう。10kmや20kmくらいの距離だと通勤通学には使えない(使いたいとは思わない)。
まず低速走行から。走り出すとこれが意外とも思えるくらい快適。ある程度スピードに乗らないとダメかなと思っていたが、超低速でもオフ車とは思えない程安定している。
これはオフ車の中では比較的幅広なタイヤを採用していること、230kgと少々重みの車重が絶妙に合っているのだと思う。
それとギヤは5速あるが、60km/hでは5速は使えない。5速は70km/h以上(3000rpm以上)でないとノッキングをおこしそう。
加速もDTの2STのような急加速はないが、ジェントゥルな加速を見せる。とは言えCB1300のようなドッカン加速はない。
加速を感じさせないというか、気付いたらかなりスピードが出ていた・・・という高級セダンのような感じ。この辺りが何とも長距離ツーリング向けだと感じる。
よーするにニュートラルでフラットなエンジン特性だ。短距離だと乗った気がしないのもうなづける。
高速走行ではオフ車とは思えないほど快適。風防の効果は絶大で出したスピードをそのまま維持して走ることができる。
また230kgの重量と風防のおかげで、少々の横風でも恐怖は感じさせない。
ただし750ccだからといって最高速を求めてはいけない。排気量がATより少ないCBR600やNSR250でもきっちり自主規制値MAXは出るが、通常アフリカはそこまでは出ない。
条件にもよるだろうが踏ん張らない範囲だと ぬおえキロくらい。しかしオフ車でそのスピードを維持して走ることができるのは極めて大きいポイント。一瞬だけ最高速が出ても仕方ないのである。
道路条件や気候条件などが揃えば時間をかけて自主規制値も何とかクリアできることは確認。
オフ車では足元が汚れるのは当たり前だったが、路面が湿ってても殆ど汚れない。完全にフェンダーやエンジンガードの効果が効いている。
あとオフ車ではあるがオフロードは走れない(自分はATでは走らない)。車体を操れる強靭な肉体と相当な腕が必要だと思う。この大柄さと重量だと仕方がない部分ではある。
まずギャップにはまってしまったら一人で抜け出す自信がない。狭い林道なんかのどん詰まりで(しかも下り)でUターンなんて無理だ。舗装された道で押すだけでも相当体力を使う。
大きなタンクでそう頻繁に燃料補給しなくてよいが、その分いざという時のガス欠には十分注意したい。
比較的珍しいスタイル?なのか、旅先で結構声をかけられることがある。これもATの魅力のひとつだろう。
2007年8月25日追加
5月の屋久島以来長距離ツーリングをしました。大体650kmくらいですが、200〜300kmくらいではダルーい感じのフィーリングでありますが、
連続500kmに近づくにつれてVツインの鼓動が心地よくなってきました。要するに長距離走って少々疲れてきたかな・・・という頃に
アフリカの真の乗り味に気付くのであります。500kmを超えた辺りから大分疲れているんだけれど、もっと走りたい・・・というような
覚醒するような乗り味で、少々疲れているくらいが一番心地よい鼓動を感じられることに気付きました。それ以降はあまり疲れが進行してくるような感じはありませんでした。
ただやっぱり5速が70km(3000rpm)以上でないと使えないのは気になる点。これがもう少し下の回転数から使えるならばもっと燃費が上がるはず。
自分の場合60km/hくらいでもかろうじて5速を使うことが多いが、それは半クラ多用(手が疲れる)と無風時の平地か緩やかな下りの時だ。